どこかでブルネイ人に出会う機会があったら、彼の好きな地元のケーキを聞いてみてください。そうすれば、1つか2つぐらいは必ずあるです。ケーキを「kueh」(クエ)と言ってあげると、少し点数稼ぎになって話の終わりも見えなくなるかもしれませんよ。

ブルネイの伝統クエ(kueh)は、シンガポール、マレーシア、インドネシアなど、この伝統ケーキに似ています。本格的な伝統クエの源はブルネイのどこから来たのかは誰にもわからないですが、何十年前の水上集落、カンポン・アイヤー(Kampong Ayer)からだということだけとははっきりわかっています。昔は、資源が限られているため、ブルネイのケーキメーカーは、自然からの材料を手に入れていました。例えば、葉で包んだり、ココナッツやヤシの木の全部分を使ってケーキを作っていました。

現在、ブルネイのクエクエ(クエの複数形)は、一口で伝わる懐かしさとその歴史の遺産となった今でも、相変わらず大人気です。

スイーツが好きな人や甘党に、次はブルネイで試さなければならない人気のある伝統クエの10選です:

1. ピピス

これは、すりおろしたココナッツの砂糖漬け、ヤシの葉で包み、薄いつまようじで固定した蒸し米粉を詰めた小さい小包のようなスイーツです。

Pipis

2.レンガン

薄いパンケーキと似ていますが(緑色の!)、この巻かれたクエは、小麦粉、ココナッツミルク、卵で生地を作り、パンダンジュースで風味が付け、ココナッツのすりおろしとパームシュガーの甘さ満タンの組み合わせで仕上げています。「Lenggang」という名前は、「揺れる」という意味の方言からです。伝統のやり方でLenggangを作るとき、バッターをフライパンに薄く広げようとすると腰が揺れる癖があるからです。

Lenggang

3. セリルパ

米粉、ココナッツミルク、ライムジュースとブラウンパームシュガーで作られた小さな2層の小片は、ヤシの葉で小さなバスケットのように見える包装を作ってから蒸します。

Seri Rupa

4. Renjis Daging (レンジス・ダギング)

近隣諸国ではロティジャラとして知られています。ここではレンジスダーギングと呼ばれ、それ自体が芸術の作品です。「Jala」は「ネット」または「ネッティング」という意味で、ターメリック(黄色の要素)、小麦粉、卵、ココナッツミルクで作られたパンケーキネットを指しています。丸めたものもありますが、ひき肉を詰めたものもありまする。その他、チキンカレーやビーフカレーと組み合わせてそのまま食べる時もできます。

Renjis Daging

5.コチ

「コチ」と読みます。もち米粉と甘くしたココナッツミルクで生地を作って蒸し、仕上げにバナナの葉で包みます。

Koci Pandan

6. オンデオンデ

日本餅のブルネイバージョン。 もち米粉とパンダンジュースを混ぜて丸め、ココナッツのすりおろしとブラウンパームシュガーという甘さ満タンのミックスをいっぱいまで詰めます。

Onde-onde

7. ケルピス

風味のある料理です。殆どの夜市や日中の屋台で見られます。ココナッツミルクともち米で作り、次にnyirikの葉で包みます。最後に、薄いヤシの葉でピンとして留める時もあるが、紐で結んでから蒸し器に入れます。

Kelupis

8. ジェルルート

「Salurut」、「calurut」、「celurut」という言葉は全部「kueh」という意味です。これは甘くて長い円錐形の菓子で、がヤシの葉をほぐす(または絞る!)という特殊な食べ方で地元の人の間で大人気です。

Celurut

9. Putu Mayang(カトゥマヤン)

「Katu mayang (プトゥマヤン)」とも呼ばれます。「ヌードル」とグリーンソースで簡単な菓子見えるますが、実は作る時に準備や気を付けなければならない点がたくさんあります。このヌードルは、ココナッツミルクの生地、水、米粉で作っています。 次、「pangantulan Katu Mayang (パンガンチュランカトゥマヤン)」と呼ばれる66の穴がある真鍮製の道具を使って生地を押し、それでできた「麺」を蒸し、甘くてグリーンのココナッツミルクソースと合わせて食べます。

Putu Mayang

10. Puteri Ayu (プテリ・アユ)

「アパム」とも呼ばれる甘いミニバントケーキは、米粉、卵、砂糖、ココナッツミルク、パンダンジュースの材料を混ぜて蒸すとでき上がります。また、他の色や形をしているこのミニプレーンスポンジカップケーキが何種類もあります。

Puteri Ayu

ここで挙げたのはたったの10選です、ブルネイの菓子はまだいっぱいあります。 昼夜の市場に行けば、山ほど湧いてきます。また、運が良ければ、その場で作っている所も見られ、出来立てのを食べることもできるかもしれません。全部のローカルスナックやケーキを1か所で集まる時期は、やはり、ラマダンフードマーケットのラマダンの時です。そこなら、地元の伝統菓子を飽きるまで食べ回ることができます。 または、一年中にあるガドンナイトマーケット、またはタムキアンゲで買うこともできます。ほとんどのベンダーは、自分が売っている菓子について客に説明できたら普通に喜びます。楽しく探しておいしい召し上がれ!